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仕事帰りに乗ったタクシーの運転手から聞いた話です。

仕事帰りに乗ったタクシーの運転手から聞いた話です。

ある夜、駅ロータリーでいつものように客待ちをしていると血相を変えたリーマン風の男性が「〇〇病院まで急ぎで!」とタクシーに飛び乗ってきた。

男はどこかに電話をかけているようだが、相手が受け取らないようだ。
ヒーヒー言いながら男は平静を保っていた。しばらくすると男の携帯が鳴った。

男「もしもし!母ちゃんの様子は?…。
そうか、頼みがあるんだけど受話器を母ちゃんの耳にあててあげて!…。」

優しいが芯のある声で男が勇気づけるように語りだした。

男「おいおいいつまで寝てる気だよ、
朝散々人のこと叩き起こしてたくせによ。

今せっかく働いて、美味いもん食わしてやろうと毎日頑張ってんのに、」

「おれまだなんもしてねーよ!死ぬんじゃねーよ!おれが手握るまで息してろよな」と言って切った後、男は黙りこくっていた

しかし病院までの道のりはかなり遠い、男の苛立ちを背中でヒシヒシと運転手は感じ、信号を避けるため裏道など利用し最善を尽くした。

しばらく走ると再び男の携帯がなった

男「もしもし…そうか…わかった…もう着くよ」そう言い電話を切ると男は黙りこくった

そうこうしているうちに病院に着き、男は運転手にお詫びを言い病院の中に消えた

私はタクシーから降りる間際、お金を渡し、涙ぐんでこう言った

「覚えていてくれたんですね。これはあの時払えなかった運賃です。ありがとうございました。」
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[ 2011/04/17 15:56 ] 泣けるコピペ | TB(0) | CM(0)
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